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高校入学後にラグビーを始めて、明治大学と神戸製鋼では日本代表に選ばれた阿刀裕嗣さん。30代半ばから父親が設立した福岡市の「恵美保育園」で働き始め、現在は園長として幼児教育に情熱を注がれています。
恵美保育園では10年以上にわたって、給食やおやつにキューサイのケール青汁を活用していただくなど、長いお付き合いが続いています。独自の教育論で講演会も人気の阿刀さんに、キューサイの代表取締役社長・神戸聡がお話を伺いました。

恵美保育園

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キューサイ株式会社

代表取締役社長 神戸 聡

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恵美保育園では、10年以上前からケール青汁を活用いただいていますね。改めて、どうしてケール青汁を園に取り入れようと思われたのでしょうか。

阿刀氏

私は食べ物に危機感や違和感を覚えていました。化学が進歩することで生産性が向上し、均一化された野菜や甘みの強い果物が店頭に並ぶようになった。その一方で、食べ物がもともと持っているはずのパワーやエネルギーが失われてしまっていると感じていたんです。例えば、昔のキュウリにはもっとイボイボがあり曲がっていて青臭い味がして…そこには力強さがありました。だから、園の給食やおやつでは、もっと自然で純粋なモノを補いたいと考えて、キューサイさんが丁寧に育てられたケール100%のケール青汁を取り入れることにしました。

神戸

なるほど、失われてしまっている現代の食材のパワーをケール青汁で補って、バランスを取るということですね。

阿刀氏

そう、ケール青汁だけがあれば他はいらないというのではなくて、他の食べ物のマイナス部分を補い、自然のパワーで人間力まで高めたいと思っています。今は3種類のメニューがあって、給食では2週間に1度ケールを混ぜたグリーンカレー、おやつにはミルクと混ぜたケールオーレとケールを入れた蒸しパンを出しています。だんだんとケール青汁の量を増やして、今ではかなり緑色になっています。

神戸

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阿刀氏

子どもは正直で、嫌ならすぐにベッと吐き出してしまいます。でも、この3つはみんな食べてくれるので、こちらとしても非常にうれしい。最近はケールオーレの底にたまった濃い部分が好きという子も出てきました。

神戸

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神戸

私には4歳の息子がいるのですが、野菜をなかなか食べてくれません。しかし、1歳からケール青汁を飲ませ始めたら、それからあまり体調をくずさなくなり、野菜を食べないことに対して焦る気持ちも少し和らいでいます。恵美保育園では、好き嫌いに関してどのように取り組まれていますか。

阿刀氏

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神戸

それはいいですね。うちの息子は保育園の給食で出された野菜は全部食べるそうなんです。家よりも食べているみたいなんです。

阿刀氏

それはいいことですよ。保育園で食べるということは、社会生活がうまくいっている証拠。保育園には友達がいて、家では食べられなくても、友達と一緒にいることで楽しく食べられるのでしょう。食育って、本来は「食べることは楽しい」「毎日みんなで食べる時間はなんて素敵なんだろう」という感覚をつかむことが一番重要だと僕は思っています。ご家庭でできることとしては、例えばピーマンが嫌いな子なら、ピーマンを細かく刻んで炒めて、それを卵焼きに入れて黙って出してみる。もし食べたら「わあ、ピーマン食べたね、すごいね」と声をかけて自信をつけさせたらいい。食べたがらない子には「一緒に食べてみようか」と話しながら食べるのもいいですね。

神戸

子どものうちは何を食べるかということよりも、どのように食べるかということのほうが大切なのですね。

阿刀氏

その通りです。それと、料理を手伝わせる経験も大事。卵を割ってもらうだけでもいいんです。はじめのうちは失敗すると思うけど、コツを覚えてできるようになったとき、その子が達成感を感じたり自信を持ったりできるのは大きいですよ。お茶わん2つの間にご飯と塩を入れて、それを振っておにぎりにするだけでもいいし、料理を混ぜるだけでもいい。手伝ってもらったら「ありがとう」と伝えてください。子どもにとって、自分が関わってできた料理はやっぱり特別でおいしいんですよ。そんなところから、食べることは楽しくてうれしいという感覚を育んでいけばいいのではないでしょうか。中学生くらいになると、親とあまり話さない子どもも出てきます。そんなときでも家庭の食卓では毎日顔を合わせますよね。一緒に食卓を囲み、子どもの様子がいつもと違うと感じたら、さりげなく「何かあった?」と聞いてみてください。学校の先生には見えないココロの内を見ることができるのは、やはり親しかいないのですから。親子や人間関係において、食は本当に大切なカギになりますね。

「好きなもの」を見つけたことに価値がある

神戸

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阿刀氏

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神戸

人には「やりたいモード」と「やらねばモード」があって、大人はついやらねばということにとらわれてしまうけど、やりたいことを見つけて情熱を傾けていくことが大事ですね。人生は他の人が決めるのではなくて、本人が決めるのですから。

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キューサイは我々の子ども世代が大人になったとき、より良い社会になっているように、革新を続けながら持続可能な社会の発展に寄与していきたいと考えています。私たち大人にはどんなことができるでしょうか。

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残念ながら今の日本では、他人との関わりを好まない人が増えて、人と人との関わり合いの根本が失われつつあると感じています。子どもとの関わりでいうと「共感」というのは一つのポイントだと思います。自転車で子どもが転んで「痛い!」と泣いたとき、親御さんが「痛くないでしょ、我慢しなさい!」とつい言ってしまうことがある。そんなときは、まず「痛いよね」と声をかけてあげないと。子どもは自分がメッセージを出したときに否定されると、だんだんメッセージを出せなくなり感情があいまいになってしまう。するとイメージして共感する力がなくなり、人を傷つけてしまう可能性もあります。感性豊かな子に育てるためには、いろいろなことを経験させて、それに共感してあげる人が必要です。一緒にご飯を食べて「おいしいね」と笑い、何かできたら一緒に喜び、できなかった悔しい気持ちも共有する。そのベースが家庭にあるわけです。私たち大人は今ここで一度立ち止まり、人と関わることの楽しさや食べることの楽しさというコアな部分を次の世代に伝えていく必要があると考えています。最新の化学や技術ばかりにとらわれず、純粋なパワーのある食べ物も意識して取り入れていきたい。昔に戻るような感覚ですね。

神戸

おっしゃる通りだと思います。昔に戻るといえば、キューサイファーム島根の農場では、手作業で1枚1枚ケールの葉を摘み取ったり虫を取り除いたりと、今も昔ながらのやり方を貫いています。それは農薬を使わずに栽培して、お客さまに安心して召し上がっていただきたいからです。それがココロの健康にもつながると信じています。

阿刀氏

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キューサイが大切にしているモノづくりの精神とも通じるところがあり、今日は大変励まされ勉強になりました。これからも末永くよろしくお願いします。

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